納豆丸雄ルーム トップ >> 日本の気象・気候

 

東京の気候


 
ケッペンの気候区分としてはCfa(温暖湿潤気候)にあたります。
なんだか過ごしやすそうな名前ですが、湿潤だから雨が多いともいえます。
(ちなみに日本の多くの地域がCfaに属します)
雨が少ないのは真夏、真冬の時です(真夏は夕立はあります)
ちょうど夏休み、冬休みに当たるので、子供としてはちょうどいい時期かもしれませんね。ただ暑い、寒い・・・
修学旅行となると6月と10月が多いようですが、ちょうど梅雨、秋霖(秋雨)に重なるかもしれませんね。
(10月中旬以降ならば晴れが多い)

★春
2月から3月

 春一番(2月下旬〜3月上旬)は春先に初めて吹く南よりの強い風のことです。
 気象庁天気相談所では立春から春分の間で南よりの風が平均風速8m/s以上で吹き、気温が前日より上昇した最初の日を関東地方の春一番と定義しています。
 このころから風は、北よりの風が減り、南よりの風が増えてきます。
 これはユーラシア大陸の温度が暖かくなり、それにより高気圧が弱まり(基本的に陸地の温度が低いと天気が安定)日本海側に 低気圧がやってきて発達することが原因です。
 その際、低気圧へ向け風が吹く(実際には反時計回りに多少回りながら)ため、関東地方で南よりの風が吹くのです。
 南よりの風のため気温が上昇します。
 低気圧がすぎると北よりの風が吹き、気温は下がります。
 また低気圧がすぎると西高東低の気圧配置に戻ります

 このころから冬の西高東低の気圧配置も崩れてきます。

3月から4月

 このころになると日本海で発達する低気圧と大陸側から移動性高気圧が交互にやってきます。
 移動性高気圧も太平洋側に抜けると、再び西から低気圧がやってきて・・・それが通り過ぎると高気圧が・・・
 とこれを繰り返します。
 そのためこの時期は東京では晴れの日が長くは続きません

5月

 このころになると移動性高気圧の後に低気圧が続かず高気圧が帯状に連なって、晴れの日が長く続くことがあります。
 この高気圧を帯状高気圧といったりします。
 気温湿度とも過ごしやすい状態になり快適な気候です
 実は5月は1年で紫外線の量が多い月でもある。肌の露出はまだ少ない時期だが、多少気にとめておいた方がいいかもしれないです。

・黄砂
 中国の黄土地帯の砂塵荒らしにより黄土が巻き上げられ、偏西風に乗って日本までやってくることがあります。
 それにより、太陽がかすんだり、視界が悪くなったりする。
 目に砂が入ったりすることもあるので注意

↓そんなにたくさん起こることではないですが、この季節特有の気象
・メイストーム
 日本海で低気圧が急激に発達する現象
 24時間で24hPa以上気圧が降下した低気圧を爆弾低気圧と呼ぶが、その一つ
 日本海側だけでなく日本全体に荒天を及ぼす。関東地方には強い南風が吹きます

・雷雨・雹
 5月になると地表付近は暖まってくるが、上空には寒気が南下してくることがあります。
 そうすると地表は暖かく上空は冷たい、という不安定な状態となります。
 (暖かい方が密度が低いため上に行こうとし、冷気は下降しようとして、対流が起きるため不安定になる)
 すると積乱雲が発生し、局地的な大雨や雷雨、雹(ひょう)が降る、などが起きます
 雹は降らなくても、それが解けて大雨が降ります
 多くの場合、一時的なもののようなので、待てばやむことが多いようです


★夏
6月から7月(梅雨)

 この時期は日本の北にオホーツク海高気圧が、南に太平洋高気圧が張りだします。
 日本列島はその高気圧の境に位置することになります。
 オホーツク海高気圧は冷たく、太平洋高気圧は暖かいので、二つの境では前線が生じます(冷気は地表にあり、暖気はそこにぶつかると冷気より密度が低いので冷気に沿って上昇する→雲が発生)
 このときに、前線上に低気圧や南海上に台風がある場合かなりの大雨となることがあります。
 7月になると太平洋高気圧の勢力が増し、前線が北上していき梅雨が明けるのが一般的です。
 太平洋高気圧は南にあるしめった暖かい高気圧なので、暑い夏がやってくるのです。
 梅雨が明けずに前線が南にあると、冷たいオホーツク海高気圧があるため冷夏となります。

・梅雨明けの集中豪雨
 太平洋高気圧が北上すると、太平洋高気圧の西縁を回る暖湿気流(南からの湿った風)によって降雨が強まります。
 そのため梅雨明けの時期は豪雨の恐れがあります。

8月

 多くの場合太平洋高気圧が張りだし、晴天が続きます
 山の斜面などが日射により暖まり、上昇気流が起き、そこで積乱雲が発生することがあります。
 平野部でも、その積乱雲が移動してきて雷を伴う局所的な大雨となるとなることがあります。(少し待てばやむことが多い)
 気温は高く、夜は熱帯夜などで寝苦しいこともあります(エアコンがあれば問題ないですが)
 昼間の都心のエアコンによる排熱が、夜になると群馬の方へ行き、そっちのほうは非常に夜暑いという話もあります。
 あと冷房病に注意してください

・夏日、真夏日
 最高気温が25℃以上の日を夏日
 最高気温が30℃以上の日を真夏日
 と呼びます
 7月後半から8月(9月はじめ)にかけてはほぼ毎日夏日で
 半分以上が真夏日となります
 特に都心では、アスファルトやビルが多いため、またエアコンの排熱によりとても暑くなります。
 (ヒートアイランド現象)
 熱帯夜は最低気温が25℃以上の夜を言います

・光化学スモッグ
 風が弱くはれた暑い日によく起きる現象で、戸外で目やのどが痛くなったり、吐き気がすることがあります。
 排ガスや工場の煙に含まれる窒素酸化物が太陽の紫外線により、有害な光化学オキシダントとなる。それが目やのどの痛み、吐き気などを催します。
 光化学スモッグ注意報(光化学オキシダント0.12ppm)や光化学スモッグ警報(同0.24)というものもあります。


★秋
9月

 9月に入っても暑いことが多いですが、次第に太平洋高気圧は弱まっていきます。
 昼間は暑くても、夜は涼しくなることが多くなります。
 台風は太平洋高気圧に沿って動くため、8月は日本列島に張りだし台風が訪れることはほとんどありませんが、9月になるとちょうど日本列島に沿うように台風が動くような位置に太平洋高気圧が移動します(勢力が衰える)。
 台風は太平洋高気圧からの暖かい湿った風により勢力を強めながら日本へ近づきます。
 雨雲が北東へ発達し、台風は南西から入ってくるため、台風の前日から大雨が降ることが多いです。
 台風は進行方向右側の方が風が強いです(台風に風力+台風の進む速度)
 だいたいの場合、台風の中心がすぎると雨がすぐに弱まってきます

9月から10月

 梅雨前線とは逆にオホーツク海高気圧が強まり、前線が日本列島に現れます
 この前線を秋雨前線といい、この長雨を秋霖(しゅうりん)と呼びます。
 梅雨と同様に低気圧や、南海にある台風の送る暖かい湿った風により豪雨となることがあります。

10月から11月

 秋雨前線が南へ抜けると、春と同様低気圧と高気圧が交互に現れます。
 そのため天気の移り変わりが激しいです

・霧
 この時期は霧が多く発生します
 夜間の放射冷却により地表付近が冷え霧が発生します
 都心部はあまりないでしょうけど、東京23区外だと起きることがあり、早朝に電車のダイヤが多少乱れることがあります。


★冬
12月から1月

 大陸の地表が冷え、ユーラシア大陸に冷たく低いシベリア高気圧ができます。
 また太平洋側には暖流による低気圧があるため、日本から見て西高東低の気圧配置となります。
 風は気圧が高い方から低い方へ吹くので西風となります。
 日本海側では日本海で水分を得た西風が山にぶつかり雪を降らせますが、関東地方では山を越える際に雪になるので、吹き下ろすころには乾燥した風となります(フェーン現象)。
 フェーン現象ですので気温は多少は上がりますが、湿度が下がるので寒く感じます。
 また乾燥しているため、火事などにもなりやすいです

2月

 冬の季節風が弱まるとき、高気圧の一部が日本にやってきます
 その後低気圧が南岸にやってくることがあり、これが太平洋側に雪をもたらすことがあります。
 低気圧が日本海側にもあるとき、二つ玉低気圧といいます。
 この場合も雪をもたらすことがあります。
 

参考文献
<改訂版>NHK気象ハンドブック NHK放送文化研究所編 NHK出版
気象予報士のための天気予報用語集 天気予報技術研究会編 東京堂出版
お天気の科学−気象災害から身を守るために− 小倉義光著 森北出版株式会社
学研の図鑑 天気・気象  学研
丸ごと覚える気象予報士試験 新星出版社

 
トップページへ